GALLERY/appear/RKF-03

2002 July drown









「RKF MEETING vol.5」
”RK!RK!(あーるけぃ!あるけ!)オリエンテーリング!!”


 2002年7月26日から8月4日まで、都内で開催された「RKF MEETING vol.5”RK!RK!(あーるけぃ!あるけ!)オリエンテーリング!!”」開催会場にて展示された作品です。

 イベントの様子は「I.O.L/2002.07.28」に掲載しています。

 イベントに参加された方はご存知かもしれませんが、この作品は連名で出品いたしました。下書きは桧山、着色は瀬田隆一君にお願いしたものなので、普段の私の作風とは違う仕上がりになっていると思います。

 …と、賢明な閲覧者様は、ここまでの文が「”ブイブイ文化祭”のコピペじゃないか」と突っ込んではいけません。そして、「ブイブイ文化祭」の時と違い、「I.O.L」のことしか書いていないことも、気が付いてはいけません(汗)
 そうさ、今回「GALLERY/rough」が書いてないのは、下書きなんてしてないからさ♪(開き直り)

 このイベントの企画の一つとして、「河隆の似顔絵」というのがありました。葉書サイズで、1人何枚でも応募可という規定で、これに参加させていただいたのがこの絵なのですが、…イベントにご参加された方には説明不要でしょう、さらに、以前はわざわざ「大きい画像」を別ウィンドウにアップしていた(※現在はありません)ことから、お気付きの方もいらっしゃるかと存じます。

 この絵、相当でかいです!(爆)

 なんだ、じゃあ「GALLERY/illustration-03」のイラストと同じ、絵が大きすぎて、スキャナーに収まらなかったオチかと思われるでしょう。
 はい、今回はスキャナーに収まらないどころか、業務用カラーコピー機にも収まりませんでした(笑)

 正確なサイズは測っていないのですが、だいたいA4用紙4枚分、つまり普通のポスター(B2)より、更に大きいA2版サイズのイラストでした(爆)

 なので、今回パソコンに取り込むために、いったん原画を天地から二方向、2枚にA3でカラーコピーをとり、それをおのおのA4まで縮小し、別々にスキャナーに取り込み、パソコンの中で一つに組み合わせるという荒技を強行;; (イラストの)蝶々の下辺りに、うっすら張り合わせた線が見えるのはきっと幻覚です(死)

 応募規定の「葉書サイズ」というのを守るため、応募時は葉書サイズに裁断。周囲を相当断裁しましたが、それでも葉書9枚分…。実は、元々は葉書12枚分の絵だったというのは秘密です♪(懲りれ)

 ここからは作業裏話。普段絵を描くときは、葉書程度の大きさに始まり、せいぜいB4程度の大きさまで。ちゃんとそれ用の、傾斜のある作業台で描くのですが、ボードやキャンバスなどの、立て掛けて描く堅い媒体ならともかく、さすがにA2の大きさの紙を置ける作業台がなかったのが、まず最初の難関;
 結局、大きな座卓にA2のケント紙を広げて、つまり腰を45度曲げた姿勢で、航空写真よろしく真上から描くことに(爆) …仕上がり直後、1日半で東北方面を1000km運転したこともあって、しばらく腰が痛かったです…;;

 あんまり細かいことを考えずに、ただシャープペンで大まかにパースを取り、骨を描き入れて、筋肉を描き入れて…、
 う〜ん、なんか物足りないな、手でも描くか、
 う〜ん、裸体の男がこういうポーズとるのは気色悪いな(爆)、
 う〜ん、じゃあ着物でも着ていただくか、
 う〜ん、なんかこれにペンを入れるのは面倒になってきたぞ、
 う〜ん、下書き線をそのまま主線にしてしまえ!
 …ということで、瀬田君あとよろしく♪、と(ヲイ!)

 そして、返ってきた原画を見ても、な〜んかまだ画面が広すぎて(爆)、彼岸花と蝶々を筆ペンで(笑)書き足して完成。


 そして後日談。
 オリエンテーリング同行の友人達が、場内で流されていたライブ映像(その時、ちょうど「蝶々」だった)を指さして、「この曲聴いて、思いついた絵?」「何故彼岸花?」など、興味を寄せてくれたのですが…。
 蝶々と彼岸花。
 …たまたまこの絵を描いている時に、どこかの宗教団体のパンフレット(?)が届いて、そこに蝶々と彼岸花の写真があっただけ(爆)

 また、ちょうど「ピカレスク」が東京で公開された日と合い重なったため、オリエンテーリングに参加された閲覧者の方々から、「桧山さんの描かれた”太宰隆一”見ました」「あれが桧山さんの表現された”人間失格”像なのですね」というメールをいただきました。中には「手を伸ばそうとして、儚い物(蝶々)に触れる恐怖や汚れ、死と隣り合わせに生きた太宰の情感が、非常に伝わってきました」という、恐れ多いご感想までいただいてしまいました。

 …すみません、今回、本人何にも考えておりやせんでした…;(恐縮)
更新 2002.09.01


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